こんにちは〈KAZ〉です。
今回は以前記事で書いたスーツが出来上がってきたんでその話。
いやー、テンション上がりますね。
今回のは一応どんなシーンにも対応できるように作ったつもりなんで、これ着ていけばまあカッコつくやろ。
ではGO
DORMEUIL(ドーメル)
前回の記事で生地の生産国に触れましたが、僕が選んだ生地のブランドはドーメルです。
ドーメルって、ちょっと変わってて1842年にイギリスから毛織物をフランスに輸入し販売する世界最古の生地商社(マーチャント)です。
散々イギリスだイタリアだ日本だ言っといてフランスかよ!!!
って思ってるあなたドーメルは会社の本拠地(所在地)がフランスってだけでイギリスの生地が基本ですからね。
結局前にも言ったけどイギリスにある傘下のミル(生地工場)で生地造ってるんでマーチャントなんだけど自社ミルも持ってて生地造ってるっていうね。
ややこしいか。
まあフランスって言ったらファッションの街っていう勝手なイメージあるしね。俺。
けどmade in Englandですからね。ドーメル。
ちょっと変わったところ狙ってくってのも俺っぽいし何より生地が気に入ったんで(当たり前)
とにかくドーメルに決めました。
グレー、ネイビー、あえてのブラック。このどれかでいこうと決めてました。
柄はなく無地で。
実際の生地を触って、肩にかけるなどして吟味します。
んで、選んだ生地は
ドーメル・ミスティック(MYSTIC)
こやつです。
あえての黒。
マジで何にでも使う気満々ですよね。実用的すぎる。
まあ僕スーツ着る機会ってほとんどないんで、黒で1着作っとけば間違わんよね。最初の1着だし。
ここでドーメルミスティックっていう生地のうんちくを、、、
ドーメルと言えば『モヘア』なんですよね。
モヘアって何なんっていうと『アンゴラ山羊の毛で造った毛織物』です。
だから何なんって人はテディベアです。あの熊モヘアです。
たぶんあの熊の次にドーメルのスーツが有名です。モヘア混紡の生地で作ったスーツ。
今回僕が選んだミスティックは厳選された最高級モヘアが使用されており、モヘア5%ウール95%の混紡生地で適度な光沢と羊毛だけでは出せない弾力性、反発力がありシワになりにくい特徴を持ってます。
裏地
表生地が決まったんで次は裏地ですね。
素材なんですがキュプラでいこうと決めてました。
キュプラかポリエステル、あとキュプラとポリエステルの混紡があるんですがやっぱりキュプラ。
柄は定番のペイズリーですね。なんでスーツの裏地ってペイズリーが多いんでしょうね。
ちなみに547のブルーにしました。
一見地味なブラックスーツが脱ぐと裏地は鮮やかなブルー、、、これが粋です。
ポリとかポリ混とかならまだ柄とか色とか沢山あったんですが、素材がキュプラ縛りなんであるものから選びました。
ボタン
ボタンは水牛ですね。定番。
スーツがシンプルでどんな時も使用なんで№5の1にしました。
あそんだ感じのスーツならボタンのチョイスも楽しいですね。
その他のディティール
あとはスーツの形やディティールを決めていきます。
僕がオーダーしたのは
ツーピースシングル(2つボタン)
ピークドラペル(幅狭め)
キスボタン(袖)
サイドベンツ
裾ダブル
本切羽(額縁)
台場仕上げ
ナナメポケット(お直し時を考えました)
、、とこんな感じでオーダーしました。
オーダースーツ完成
キターーーーーー
足元がサンダルなのはご愛敬。
ヤベッ!ちょっと太ったな(汗)
、、、が人生初のオーダースーツ正直言って
着心地が全然違う。
僕って身長の割には胸囲がデカいんです。
この記事でかいてる幅を広げてウエストとヒップを絞るっていうバズライトイヤー仕様ですね。
今まで吊るしのスーツ屋さんに何回もいってそのたびに『合うスーツが無いです』や『スーツないでしょう?その体系じゃ』といわれ上と下の生地が揃っていて別々で買えるところで探しまくってた、あの日が懐かしいです。
いやー良い。カッコいい。
イイやん。イイやん。
言い忘れましたが袖裏もキュプラです。
いやーイイ感じですね。いつ着るんだか、、、
オーダースーツの納期と価格
今回の納期は1カ月弱でした。
これは縫製工場の込み具合とかで変わると思いますが個人的には早かったな、、という印象です。
価格は118584円
です。
ドーメルの生地で国内縫製とその他オプションつけてこの価格なら納得でしょう。
いうても結構しますけどね。しゃあない。
今回の俺Z
オーダースーツはフィット感が全然違うってこと
自分のイメージ、チョイスで造れるから楽しいってこと
ある程度の年齢なら1着はあってもいいってこと
ですね。ご清聴ありがとうございました。〈KAZ〉