こんにちは〈KAZ〉です。
ブレーキが効かねぇ!
購入して初めて乗った時の感想です。
コレはあぶねえわ。マジで。
普通に走ってって信号待ちでブレーキかけようとレバーを握りこみました、、、ギュッ
スーーーー、ススーーー
迫りくる車のリアバンパーに久々に恐怖しました。
こらいかん。
ではGO
ブレーキシュー交換(オーバーホール)
フロントブレーキシュー交換
フロントからいきますか
まずブレーキワイヤーを外してパーツが無くなんない様に仮組みしておきます。
スピードメーターケーブルの押さえのボルト、、、固着してましたので貫通ドライバーでショックを与えます。
んで、ドライバーを押さえつけながら緩む方向に回します。
この時あくまでも押さえつける力の方が回す力より強く押さえつけてください。
でないとプラスのアタマなので思ってるより簡単にナメてしまいます。
緩みにくい場合は何度も叩いてショックを与えたり、潤滑剤をふって放置したりしてみてください。
この手のネジをナメさすと面倒なんで、、、
構造的にはこんな感じでケーブルに溝が切ってあり、その溝をプラスのボルトでひっこ抜けないように止めてる感じです。
アクスルシャフトのナットを外して、、、
ここで反対側のアタマに工具をあてて回転させたり、反対側からプラスチックハンマーなどで軽くたたいて、アクスルシャフトの固着がないかチェックと固着があれが解いておきます。
フロントを軽く浮かせるのにパンタジャッキをかけます。
カブごときの車重のものなら浮きさえさせれればどこでもいいです。もちろん安定すればですが。
アクスルシャフト、やっぱり軽いサビと腐食がありますね。要磨きとグリスアップですね。
アクスルシャフトを抜いたらホイールを外します。
画像にあるようにフロントフォークのでっぱりとブレーキドラムのへっこみが連結されてるので、、、
前に抜きます。
さあ、どうなってますかね、、、、
うわ~、、、ボロい!
ドラムブレーキって外からどんな風になってるか目視で確認できないんで、ばらしてビックリみたいなこと結構ある。
ハブ側も相当キタナイですね。
さっそくばらしていきましょう。
古いシューを画像のようにクリンんと持ち上げてはずします。
手で外せるくらいのスプリングの力です。クリンいって下さい。クリんと。
きったね~
ブレーキシューを交換する前にオーバーホール作業をやります。
ハブのシューがあたる面を#80の紙やすりで清掃します。
回転方向に磨いていきます。
サビとかブレーキシューのカスがへばりついてます。
ここは結構力をいれて磨いて大丈夫です。
ワイヤーブラシも使って磨きます。
磨いてエアブローしたら、、、、、
うん、大分キレイになりました。
次はドラム側を分解・清掃します。
ブレーキレバーとトルクカムにポンチマークを確認しておきます。
ココもスピードメーターケーブルと一緒の方式で溝にボルトが引っかかって止めてある方式です。
クイっとてこの原理でレバーを外します。
細かい溝でかみ合ってるのでさび付いてる場合は潤滑剤などを駆使してください。
レバーを外したらブレーキシューの使用限度をチェックするプレートを外します。
このプレートは着くところにしか着かないヤツなんで位置関係を気にする必要はありません。
んでいよいよドラムブレーキの肝の部分を外します。
外れました。
このシャフトをさび落としとグリスアップをします。
こんな感じでキレイにします。
ワイヤーブラシや紙やすりを使って出来るだけ磨きます。
んで本体側のグリスを封入するフェルトワッシャーを外して、、、
本体側のシャフトが入る穴も清掃・磨きを行ないます。
磨けるパーツを磨き終わったら、、
ドラムブレーキ関係はコレ一本!シリコングリス高温になる場所でも適してます。
配線ドライバーかなんかにグリスをとって、、、
塗ったくります。
トルクカムのシャフト部分にも塗ったくって、、、、
入れたり出したり回転させたりしてグリスを馴染ませます。
グリスを馴染ませたら、、、、
グリス封入のフェルトワッシャーを入れます。
サクサク組んでいきます。
レバーとトルクカムのポンチマークを忘れずに合わせます。
駆動部組みつけ完了。
次はブレーキシューの組みつけです。
今回はベスラ製のモノを使いました。
前後同じものです。
カブでも年式によってブレーキシューの品番が違いますんで適合はきちんと調べてください。
ブレーキシューにスプリングを組みつけます。
パチンと力を込めてはめ込みます。
メイドインジャパン、、、、いいですね。
着いてたシューと新品のシューです。
パッと見ではライニングの消耗は分かりませんね。
新品のライニングを紙やすりで荒らして馴染みやすくします。
こんな感じで荒らします。
トルクカムと支点になる部分にもシリコングリスを塗布します。
グイっと拡げて、、、、
パチンっとはめて完成です。
ついでにスピードメーターギア部分にリチウムグリスを塗布します。
グリスをギアに塗布してクルクルと回転させて馴染ませます。
スピードメーターギアボックス内とブレーキシュー側は、間にあるオイルシールで分断されてるんで安心して塗布してください。
ホイールハブ部の切り欠きとメーターボックスの白いカラーをキチンとハマるように組みつけます。
組みつけたらドラムを回転させて中のシャフトが回転してるか確認します。
ホイールベアリングもチェックします。
問題はなかったんですが、どうせ分解したんだったら交換しても良かったかな、、、、まあ次回。
アクスルシャフトも紙やすりで磨いた後グリスアップします。
んで車体に組みつけです。
フロントフォークの出っ張りを、、、、
ドラム側のへっこみに組みつけます。
アクスルシャフトを入れてナットを締めて、、、
問題なく回転するかチェックします。
ついでなんでスピードメーターケーブルのインナーケーブルを引っ張り出して、、
グリスアップしながら戻していきます。
ワイヤーの取り回しがおかしくないかチェックして、、、
軽く挿入して、、、、、
ホイールを回転させて押し込みます。
んで押し込んだらメーターが作動してるかどうかチェックします。
OKですね。
ボルトを止めて、、、
ブレーキワイヤーを取り付けて遊び調整して完成です。
リアブレーキシュー交換
次にリアなんですが僕のはリトルカブなんですが
リトルカブはマフラーを外さないとアクスルシャフトが抜けないんです、、、コレ設計ミスやろ。
ピボットシャフトに共締めのナットと、、、
シリンダーヘッドの袋ナット2個を外せばマフラーが外れます。
リアサスを外せばアクスル抜けるよって意見もあるかもですが、、、後述します。
マフラーを外したがイイです。
あ~あ、、1本スタット語と抜けてきたわ、、、組む時ヘッドのネジ山壊さないよう気を付けて組まないと。
ブレーキロッド、トルクロッドをバラして、、、
カブってスプロケットをスイングアームに残したまま外せるんす。
けど、ホイールがリアフェンダーが引っかかって車体から抜けてこないんです。
サイドスタンドを一応出しておいて、、
分かりにくいかもですがセンタースタンドを支点に車体のリア側を持ち上げます。
この時、車体が前に行ってスタンドが外れない様に気を付けてください。
スルッとホイールを抜きます。
ね?この時マフラーがついてたら邪魔なんす。だからマフラーを外した方がいいんす。
フロントほど汚くはないですね、、、一回整備したんかな?
ブレーキの分解・清掃・シュー交換に関してはフロント一緒なんで割愛します。
マフラーを外したついでにピボットシャフトを外して磨き・グリスアップします。
ピボットシャフトに関してはどんな車種でもグリスアップした方が良いです。
ここが固着してえらい目にあってるのたまにありましたね。なんか知らんけどSRが多かったな。
ズレると面倒なんでドライバーかなんかをぶっ刺しておきます。
組む時にスプロケのハブにダンパーをキチンとはめないといけないのがチョット面倒ですね、、、
極薄でグリスを塗布しとくと組みやすいです。
さくさく組んでいきます。
シリンダーヘッド部分の取り付けも気を付けて組んで、、、、
完成!
んでシューを馴染ますために試運転をします。
ギューッギューーっと焼きを入れてく感じで馴染ませてから、、、、
ギュッとかけると
んギューーーー、ギュギューーーー
うんだいぶマシ。
リアに関してはこんなもんでしょう
、、、がフロントは物足りないっすね。正直。
まあカブのウィークポイントでもありますからね。フロントブレーキは。
しばらくはリアブレーキ中心で運転ですね。
あ、、、ちなみにブレーキシューの交換は分解整備にあたりますんで資格が必要です。(僕は持ってます)
今回の俺Z
ドラムブレーキのグリスアップはシリコングリスってこと
分解には資格が必要ってこと
ですね。ご清聴ありがとうございました。〈KAZ〉