こんにちは〈KAZ〉です。
今回はブレーキホースを取り付けをたんでその話。
ではGO
ブレーキホース購入
ブレーキホースと言っても取り付けに種類がありますよね。
1つはブレーキマスターからキャリパー1つ1つにホースを1本ずつ取り付けるタイプ。ダイレクトとかって言ったりします。昔はコレばっか。
2つ目はマスターからキャリパー1つに1本でつないで、キャリパーとキャリパーを短い1本のホースでつなぐバイピースタイプ。バイパスとも言います。h←正面から見るとこんな形。
これは、MFJ規定ではNGです。分岐を設けるならアンダーブラケットより上。と決まってます。(ホイールにホースが巻き込んで危険なため。このバイピースタイプの出来た当初はこんな規定なかったはずです。)
3つ目はアンダーブラケットに分岐を設けてマスターから分岐に1本でつないで、分岐からキャリパー1つずつにホースを1本ずつ繋ぐトライピースです。トライピースにも欠点があり、ブレーキホースがキャリパー1つずつについてるのでサスペンションが上下する動きを阻害するということです。(メッチャ厳密な話)
なのでMOTOGPのレーサーなんかはフォークの前にわざわざホースを取りまわしてホースの抵抗が減るように工夫してます。
ハッキリ言って僕のバイクではホースの抵抗をあーだこーだ言うサスはついてないんでトライピースでいきます。バイピースは確かに危険っちゃ危険だからね。ある意味。
ホース長が短いほど理論的には油圧の逃げ(これもメッチャ厳密な話)減らせるし、なにしろカッコいい。トライピース。僕は好き。
油圧の逃げなんて純正のゴムホースからステンメッシュで覆われたホースに交換した時点で劇的にタッチなんて変わんないす。マスターのΦ径とキャリパーのピストン数にもよりますが、、、まあカッコも大事だからね。
いやー。すごいですね。今は。
ブレーキホースの長さの種類が豊富すぎる。僕が現役で整備士してた頃なんかスウェッジラインのオーダーシステムばっかでしたよ。
便利な世の中になりました。
胸囲の2.5㎝刻み、、、すげえわ。ホント。
もちろん自分のバイクに必要な長さは事前に測って行きましょう。バイクで店舗に行って店員さんにコレに合う長さでって言えば間違わないんでしょうけど、、、俺のうごかねえし。
ブレーキホースの取り付け
ではやりますかね。
マスターから分岐に1本。分岐からキャリパーに1本ずつですね。
僕のバイクはマスターから分岐までは335ミリです。
んで、分岐からキャリパーは460ミリです。
バンジョーアダプターとか、、、
バンジョーボルトとか、、、
予備の厚みが違うクラッシュワッシャーとか、、、この辺だけで2万近くいきますからね。しゃあないんですけどね。
コレですよコレ!メッチャかっこいい!
トライピースの分岐です。コレは良い!
黒もあります。
あと忘れちゃいけない、APの2ポットタイプは一般的なアダプターとサイズが違うんで気を付けてください。
ホースを取り付けるためのアダプターを組みつけます。
このアダプターは上下の向きはありません。
んでテーパーになってますのでアルミや銅のワッシャーを挟む必要はありません。どうしても気になる方はネジ部にシールテープを巻くくらいですかね。あまり意味はありませんが、気持ちです。
分岐です。出っ張てる方がマスター側です。
キャリパー側はバンジョーアダプターとボルトで取り付けます。
、、、カッコいくなる予感しかしねえ。
ワッシャーは面が立ってるほう(角が丸くなって無い方)が取り付ける母材側です。このワッシャーに限らずほとんどのモノがそうです。
仮組みしてバンジョーアダプターとホースを締め付ける時は、ホースを締める方向と反対側にひねった状態で締め付けます。そうしないとホースが撚った状態で締まってしまい非常にダサいです。
ほらほら!ね!かっこいいでしょ!
なんかAKIRA感ある!こういうの好き!
ホースの長さもGOODです。イイ感じ。
ブレーキのエア抜き
パーツは組み上がったんでフルードを入れてエア抜きをやって行きます。
注射器?シリンジ?でやってもよかったんですが、エア設備があるんでこれ買いました。
エアホースを繋ぐと座りが悪いのが難点です。
アタマに着いてるフックでどっかに引っ掛ければ問題ないんでしょうけど、、、地面に座らせたい。
フルードを入れる前に、ブリーダーボルトの位置が悪かったんでメクラネジと入れ替えます。
このネジとブリーダーは11のメガネで回します。少し特殊なサイズなんで持ってない方は準備しておきましょう。
画像は違うんですが、フルードをカップに入れてマスターから1番遠いキャリパーを始めに抜いていきます。
バイクにまたがって左のキャリパー、次に右、でマスターにブリーダーがついてる場合はマスター、という順番で抜いていきます。
ここで単純に使ってたフルードを新しく交換するんであれば簡単に出来るんですが、今回のようなホースの交換とかになると1回でエアは抜けません。
なんで上記の順番で何度か抜いて徐々にタッチが出てきたらブレーキレバーでポンピングしながら圧をかけてエアを抜いていきます。
そうなんす。割と根気のいる作業なんす。けどこのエア抜きがきちんと出来てないと非常に危険なのできっちりエアを抜いてください。
エアが抜けたらタンクのアッパーレベルまでフルードを入れて1晩ブレーキレバーをゴムかなんかで握らせておきます。コレをやることによってフルードの漏れのチェックや抜けたと思っててもタッチが変わってたなんてこともあるんで必ずやって下さい。
こんな感じでレバーを握らせときます。
ブレーキフルードは水気をすぐ吸っちゃうんでキチンと締めましょう。
あとDOT4を使ってください。DOT5っていうのもあるんですがDOT4で問題ないです。
あとDOT4とDOT5は成分が違うんで混ざりません。混ぜての使用もダメです。
完成。
いいね。カッコいいやん。
一応フルード関係の整備をしたときは軽く車体を水洗いしときましょう。
フルードって塗装を痛めるので水で洗えば大丈夫です。吸湿性あるんでね。
今回の俺Z
トライピースの分岐は小さいのがカッコいいってこと
エア抜きは根気よくやるってこと
完成したらブレーキレバーを1晩握らせとくってこと
ですね。ご清聴ありがとうございました。〈KAZ〉